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現在、大学生が就職活動を行えるのが（いわゆる解禁時期）大学３回生の１２月からです。
これを４回生の４月に遅らせる、という動きが出てきています。

学生の勉強時間をしっかり確保する、というのがもっとも大きな理由だそうです。
また３回生の冬休みにインターンシップなどに活用できる、などのメリットがあるようです。

ただ、考慮しなければいけない点としては、
この解禁時期というのは、経団連が定めている倫理憲章のルールに基づいて企業が採用活動を行っており、
その憲章に賛同しているのは約８００社ほどの企業だそうです。
それ以外の企業にはルールを守る必要がなく、いち早く優秀な人材を確保しようと、
ルールを守らなくなる可能性もあります。
また、大企業の後に採用のピークを迎える中小企業は不利ではないかという声もあります。

もし就職活動開始の時期が変わることになると、
企業側、大学側ともに対応を迫られそうです。

大学生にとってはこの就職活動開始時期の繰り下げは歓迎なのでしょうか？