19.10.26
浸水危機一髪!
カテゴリ:雑記
先日日本に上陸した台風19号、
関西では風雨は少し強まりましたが、最小限の被害でおさまりました。
しかし東北地方、関東、甲信越地方には甚大な被害をもたらしました。
全国で死者は95名、重軽傷者は470名以上、行方不明者5名と、
とても大きな数にのぼっています。
またこの台風での災害救助法適用自治体は、14都県の390市区町村で、
これは東日本大震災の時を上回る過去最大の適用数となりました。
いかに台風19号の被害が大きかった事を示しています。
今回の台風の特徴は記録的な大雨が降った事です。
それに伴い、阿武隈川や千曲川などの大きな河川で堤防が決壊して、
周辺の地域に水が流れ込み、被害が大きくなりました。
北陸新幹線の車両が水没したニュースもありました。
そんな中、間一髪で被害を免れたケースがあります。
千曲川から2キロほど離れたところにある長野市の長電バスの車庫には、
100台ほどのバスが止まっていました。
台風が直撃した次の日の朝には水が車庫に押し寄せてきていたため、
会社はバスを安全な場所に避難させることを決めました。
バス営業所の所長さんは緊急避難の指示を出し、会社を心配して
自主的に集まった運転手と共にバス100台を広い駐車場がある
高台など計3ヵ所に分けて移動させたのです。
万が一に備えて移動できそうな駐車場を事前に把握していたそうです。
事前に準備とこの迅速な判断、行動が1台のバスも水没させることなく、
100台のバスを守る事に繋がりました。
これらのバスは列車代行や災害ボランティア用として大活躍しているそうです。
投稿者:エイセット