10.02.23
海外への送金について
カテゴリ:雑記
留学のお手伝いをしていると海外へ学校の授業料などを
銀行から送金をする機会が頻繁にあります。
例えば日本のA銀行から海外の語学学校が指定したB銀行に送る時、
直接A銀行からB銀行に送るのではない場合がほとんどです。
どういう事かと言うと、A銀行とB銀行の間に経由銀行(コルレス銀行と呼びます)
というものがあり、その経由銀行を通してA銀行からB銀行に送金する、
という仕組みになっています。
銀行の人に詳しく教えてもらいました。
それでは何故、経由銀行というものが必要なのでしょうか?
上の例で言いますとA銀行とB銀行は必ずしも取引があって
お互いに信用があるとは限りません。
むしろ世界各国たくさんの銀行があるのでお互いの銀行を
知らない方が多いのです。
従って間に経由銀行を置く事で送金がスムーズにいくようなシステムになっています。
A銀行がB銀行に送る場合は、お互いに信用があるこの経由銀行、A銀行がC銀行に送る場合は
また違う経由銀行、という風に送金先の銀行によって経由銀行が変わってくるそうです。
さらに扱う通貨によっても違うそうです。
例えばドル建てに強い経由銀行、ポンド建てに強い経由銀行などがあり
思っているより複雑な様です。
この経由銀行は必ずしも1つとは限らず、送金先の銀行によって時には
2つ以上の経由銀行を通して送金をする事もあるそうです。
ですので、海外送金をする時に日本の銀行の手数料とは別に
さらに手数料がかかってくるというわけです。
お金を送ること1つにしても、やはり海外へ送るとなると
なかなかややこしくて、費用もかかります、
というお話でした。
投稿者:エイセット