09.06.12
心のふるさと
カテゴリ:雑記
三重県の南の方、熊野市紀和町という所に丸山千枚田、というものあります。
いわゆる棚田です。
高低差約100mあまりの中に1300枚以上の水田がならぶ、
日本最大級の棚田だという事です。
偶然ネット上で見つけて、その存在を知ったのですが、
いろいろ調べてみるとこの丸山千枚田は江戸時代には水田の数が2000枚以上もあった
という記録があり、大変長い間存在する歴史のある棚田だという事です。
しかし近年では、地域の過疎化、高齢化などの時代の流れを受け、
平成5年には500枚あまりに水田の数が減ってしまったようです。
そこでこの貴重な文化遺産を後世まで残したい、という地元の人たちの強い思いから
丸山千枚田保存会や紀和町ふるさと公社が中心となり、棚田の保全活動が始まりました。
努力の甲斐があり今では水田の数は1340枚までになったそうです。
また、棚田を未来にも残して行きたいという思いから、その考えに賛同をしてもらえる一般の人に
水田のオーナーになってもらい、地元の人たちと一緒に保全活動をして行く、
という活動もされているとの事です。
地道な活動を続けておられる紀和町の皆さまには本当に頭が下がります。
一度訪れてみたい場所です。
投稿者:エイセット