17.07.18
新元号の制定
カテゴリ:雑記
天皇陛下の退位が現実味を帯びてきました。
特例法が成立してこれから退位に向けて色々な動きが活発になってきます。
その中でも国民が興味があるのが、新しい元号の制定です。
天皇一代につき1つの元号を定めるようになったのは、明治以降。
もちろん退位による改元は初めての事になります。
少し歴史の話をします。
日本の元号が始まったのは645年の「大化」から。
日本史で習った大化の改新で有名ですね。
その「大化」から数えて現在の「平成」までなんと247つもの
元号が生まれては消えてきました。
この数年のうちに起こる天皇陛下の退位に伴い、新しく制定される元号は248
番目になります。
元号の中で一番長かったのはご存じの「昭和」。
64年間も続きました。
少し遡ると室町時代の「応永」という元号が35年間。
これだけ多くの元号のうち20年以上続いたのは、「平成」も含めて、
13しかありません。
ほとんどの元号は数年で改元されているようです。
ちなみに「明治」の元号は、複数の案の中から天皇がくじで決めたそうです。
今では考えられませんね。
さて話を戻して、新しい元号の制定ですが。
どの様に誰が元号を決めるか、という興味もありますが、
元号が変わると様々な影響が出てきます。
カレンダーやマイナンバー、銀行などの契約書には和暦が用いられており、
混乱が起きないかが心配されています。
ただ今回の場合、改元の数ヵ月前には新元号が発表される予定で、
そのための昭和天皇の死去から新元号の発表までが8時間だった前回の
改元時よりは、周知の時間が設けられそうです。
昭和生まれの人は3つの元号を生きる事になります。
なんとも激動の歴史の中を生きる感じがします。
次の元号がどんなものになるか分かりませんが、
親しみやすく、かっこいいものになって新たな歴史が
刻まれるといいですね。
投稿者:エイセット