10.01.17
15年
カテゴリ:雑記
15年前の今日、阪神・淡路大震災が起こりました。
6434人もの人が犠牲になりました。
地震があった時の事は鮮明に覚えています。
午前5時46分。
大きな揺れで目が覚めました。
寝ていた2階から1階に降りてみると
食器やグラスが戸棚から落ち粉々に割れていました。
テレビも台から落ちていました。
当時大学生で京都から滋賀へと移り住んだところでした。
確か深度5だったので、兵庫や大阪に比べるとまだ
被害も小さかったと思います。
その日からしばらく、テレビには被害の出た神戸の街、
被災した人達が映し出されていました。
家族を失った人、友人を失った人を見ていると
昨日まで近くにいた人が一瞬のうちにいなくなってしまう、
人の命のはかなさを感じました。
その一方で、家族を亡くしたにも関わらず
強く生きていく人達を観て、人間の強さも感じました。
神戸の人達は、これからの人生を大切に生きようと思ったに違いありません。
震災から2年ほど経った頃に、
神戸の方に友達を車で送りに行った事があったのですが、
その時その友達から、
未だに住む家がなく仮設のテントで暮らしている人達がいる、
という話を聞かされてショックを受けた事を覚えています。
その時はもう震災から2年も経っているのに、というのが正直な思いでした。
それほどあの地震は大きな被害をもたらしなのだと、あらためて思いました。
この震災をきっかけに、人々の防災に対する考え方が変わり、
建物の耐震技術も向上しました。
神戸の街も、神戸の人達が心に大きな傷を負いながらも、
復興に向けて頑張ったからこそ今の生活があると思います。
関西の人達には忘れられない15年前の1月17日です。
投稿者:エイセット