09.08.29
アパート・マンションの更新料
カテゴリ:雑記
賃貸のアパートやマンションを借りている方、これから借りることを
考えておられる方には興味があるニュースです。
ある裁判の判決が高裁でありました。
更新料として1年ごとに家賃の2か月分を支払う、
という契約のもと、京都で男性がアパートを借り、
5回分の更新料(50万円)を支払いました。
その男性が、更新料の目的が不明確だとして、
支払済みの更新料の返還を求めた裁判の控訴審判決です。
判決は家主側に約45万円の支払いを命じるものでした。
家主側は上告をする予定だそうですが、
もし最高裁でも同じく男性の訴えを支持するような
判決が出た場合は、更新料という習慣が大きく変わるかも知れません。
また同時に全国の不動産業者、家主の人たちも更新料について
考え直さなければいけない時期がくると思います。
ちなみにこの更新料を借主から徴収する、という習慣は
日本全国どこでもある、というわけではないです。
京都の人たちは、更新料を払って当たりまえ、という感覚の人が
多いと思います。
実際、更新料の習慣がある地域は首都圏や京都が多いようです。
東北や、大阪、兵庫などは少ないそうです。
私も賃貸のマンションを借りているのですが
更新料は大変な出費です。
更新料という制度に慣れていると言えばそうなのですが、
よく考えると何のためのお金なのかと思います。
借りる側からすれば、この判決を機に
不要な費用は払わなくて済むような賃貸契約が作られていけば
と思います。
投稿者:エイセット