10.06.03
雲仙普賢岳の火砕流
カテゴリ:雑記
19年前の1991年の今日、長崎県の雲仙普賢岳の噴火にともなう
大火砕流が発生し、避難勧告地域で警戒にあたっていた、
消防団、警察官や取材中の報道関係者が巻き込まれ
死者40名、行方不明者3名という被害を出しました。
ニュースを家族で観ていたのを覚えています。
テレビの中で、山の遠くからどんどん迫ってくる火砕流に
怖さを感じました。
実はこの雲仙普賢岳の火砕流は世界で初めて鮮明な映像として
捉えられた火砕流だそうです。
それまでは学問上の調査で、推測される現象でしかなかったの様です。
多分火砕流という言葉もこの頃から知られ始めたと思います。
長崎県の島原市では毎年6月3日を”いのりの日”と定め、
火砕流が発生した午後4時8分にサイレンがなり、
街中で市民が黙とうをし、犠牲者を悼むとともに、
小、中学校では被災体験者の話を聞く、集会が開かれたそうです。
次の世代に語り継いで、皆が防災の意識を高め、
二度と災害に遭うことのないように願います。
投稿者:エイセット