17.07.05
京都から食文化を発信
カテゴリ:雑記
京の台所と呼ばれる400年以上の歴史を持つ、
錦市場から食文化を発信するプロジェクトが
動き出そうとしています。
錦市場商店街振興会組合と京都の料理人がタッグを組み、
市場で仕入れた食材を使って料理を提供する場所を、
2018年1月にオープンする予定です。
近年インバウンドや観光客の急増でその場で食べ物を
気軽に味わえる店が増えてきていますが、
錦市場の本来の役割は「京の台所」。
料亭や旅館に食材を提供する卸業の役割を担ってきた歴史があります。
そこでその「よい食材を提供する」という原点に帰って、
京都の食文化をアピールするのが狙いの様です。
来年にオープンするのは「斗米庵」(とべいあん)。
地元にゆかりの深い伊藤若冲の別称にちなんで名付けられたこの場所は、
錦市場にある築100超の京町屋を改装して作られ、
1階では3,000から8,000円ほどの料理が提供される予定です。
またこの場所の目玉として、食文化体験プログラムを提供していきます。
プログラムの参加者は錦市場で自ら食材を仕入れて、
それを斗米庵に持込むとプロの料理人が調理して、
食べる事が出来るのです。
体験プログラムの参加費用は5,000円ほど。
加えて実費で食材費がかかるそうです。
食材の仕入れにはガイドが同行して、京都や錦市場の
歴史も学ぶことが出来る様になります。
身近な食というものを通して、多くの人に京都や
食文化を発信して関心を持ってもらえるといいですね。
投稿者:エイセット