17.06.06
イギリスでの和食ブーム
カテゴリ:雑記
日本貿易振興機構(JETRO)によると、
英国内の和食レストランの数は2016年の時点で789店、
これは10年前に比べて約2.5倍の数字です。
特にロンドンオリンピックが開催された2012年前後から一段と、
店舗数が増えてきているそうです。
従来は韓国や中国資本の和食チェーンが多かったのですが、
近年特徴的なのは英国人による和食店が出現して、現地でも話題を呼んでいます。
例えば、元々ミシュランの星付きの欧州料理店をロンドンで経営していた、
英国人のシェフは、和食好きが高じて同僚のシェフを2年間の日本修行に送り込み、
満を持して和食レストランをオープンさせました。
また和食の食材も英国で注目をされています。
その中の一つがワサビ。
ロンドンから電車で約1時間ほどのところに欧州で唯一のワサビ農園があります。
もともとこの農園の経営者はクレソンを作っていました。
それがあるきっかけを機に独学でワサビの栽培方法を学んで、
数年前からレストラン向けなどに出荷しています。
今では欧州中の高級料理店から注文や問合せが入ってくるそうです。
よく英国の料理は美味しくない、と言われますが、世界中から人が流れ込む
大都市ロンドンを中心として食事情は近年飛躍的に改善しているように思います。
そんな中で和食や日本生まれの食材が活躍しているニュースを聞くと嬉しくなります。
一度ロンドンの和食料理屋さんで英国産のワサビが入ったお寿司を食べてみたいです。
投稿者:エイセット