17.05.29
過疎地を元気に
カテゴリ:雑記
過疎高齢化が進む地域にとっては人口減少を食い止めて、
若い移住希望者に関心を持ってもらう事が生き残る道です。
数年前の数字ですが、日本には約800以上の市町村、
割合にすると全市町村の4割以上を占める地域が過疎市域となっています。
そんな数ある中の一つ、広島県安芸太田町というところでは、
様々なアイデアを出しそれを実行することにより、人口が増加に転じた年が
出るなど、目に見える結果を出しています。
この地域は日本最南端の豪雪地帯で、毎年雪かきは地域の困りごとだったそうです。
しかしそれを逆手にとって売り物にした「雪かき体験ツアー」を企画しました。
年々参加者は増加して、今では毎年200名近くの大学生が集まるまでになりました。
また地元の伝統芸能である神楽に着目して、外国人富裕層向けに「神楽体験ツアー」を
企画し好評を得ています。
これらの試みの結果、2011年には0軒だった民泊の受け入れ農家が、
なんと今では120軒以上に増えて、昨年には海外の旅行会社と組み、
住民自らインストラクターとなって欧米富裕層の獲得に力を入れています。
この様な状況からこの安芸太田町は「元気のある過疎地」として知られているそうです。
大都市だけではなく、地方がもっと元気になる可能性はあるはずです。
投稿者:エイセット